特徴的な咳が数週間続く感染症「百日ぜき」の感染者が宮崎市で急増しています。乳幼児が感染すると重症化することもあり、市は早めの受診やワクチン接種を呼びかけています。
「百日ぜき」は特徴的な咳が数週間続き、乳幼児が感染すると呼吸器不全など重症化の危険性もある感染症の一つです。
宮崎市によりますと、市内の「百日ぜき」の感染者は去年1年間は確認されず、今年も先月までは0人でしたが、今月1日から5日にかけて、11人の感染が確認されたということです。
年齢別では、0歳から4歳以下が4人、5歳から9歳が5人、10代が2人となっています。
10日の定例会見で、医師でもある清山市長は、いつもと違う咳が長く続く場合は、早めに医療機関を受診するよう呼びかけました。
(宮崎市 清山知憲市長)
「これだけの短期間で2桁の発生届け出というのは、例年にない、通常ないことですので、非常に多いと思っています。まずは、咳が長引く場合、もしくは周囲で感染がある場合は医療機関を受診していただいて、適切に診断、そして、治療に繋げていただきたいと思っております」
市は、生後2か月から始まる定期の予防接種に加え、小学校入学前の追加の予防接種も受けるよう呼びかけています。