土地取引の目安となる地価が公表されました。宮崎県内では、住宅地価格の平均変動率が25年ぶりに上昇に転じています。
地価調査は、今年1月1日時点での県内230地点を対象に行われたものです。
それによりますと、県内の1平方メートルあたりの平均価格は、住宅地が、去年を100円上回る3万2500円で全国43位でした。
一方、商業地は去年を100円上回る5万9100円で、全国41位となりました。
このうち、最も価格が高かったのは、住宅地が、宮崎市船塚3丁目の11万2000円。商業地は、宮崎市橘通西3丁目の「中めがね本店」で、29万円となっています。
また、平均変動率は、これまでは住宅地、商業地ともに下落が続いていましたが、住宅地は25年ぶりに上昇に転じています。
調査の担当者は、「地価の上昇傾向はコロナに対する不安がなくなってきたことも影響しているが、今後の価格については日銀の金融政策による貸出金利なども影響してくるのでは」と分析しています。