紹介するのは初の全国大会出場を決めた中学生の硬式野球チーム「高鍋リトルシニア」です。チームに意気込みを聞きました。

結成10年目の高鍋リトルシニア。
30人の部員が、週に6日、練習に励んでいます。


チームは、去年11月、大分県で行われた九州大会で3位に入り、全国大会の出場権を獲得。チーム結成以来、初めての全国の舞台です。

(平原美仁 監督)「投打ともにバランスがよくて何よりもチームワークがとてもいいので、試合に不利なときでも左右されずに、みんなで戦っていくというような、そういうチームになっている」


メンバーのほとんどが児湯郡出身。初の全国大会にチームの練習にも熱が入ります。

(梅田太志郎主将・2年)「めちゃくちゃうれしくて、ずっとこのチームは決勝とかそういうところに行けてなかったので」


全国大会に向け、チームの士気を高めるのがキャプテンの梅田太志郎選手。
誰よりも声を出してチームをまとめます。
(梅田太志郎主将・2年)「保護者や監督にもしっかり恩返しができるように初戦を勝って全国制覇、そしていいところを見せたい」

チームのエースを務めるのは甲斐裕人投手。
去年12月には台湾遠征の九州選抜メンバーにも選ばれた実力の持ち主です。


(甲斐裕人投手・2年)「(強みは)ストレートの強さと変化球でどっちでも三振を取れるところ。1人で投げきれるようなピッチングをしたい」
(大田)「三振は何個取りたい?」
(甲斐裕人投手・2年)「10個以上は取りたい」

球速はMAX130キロ。今は制球力をさらに磨き、調整に臨んでいます。

(甲斐裕人選手・2年)「エースを背負ってるのでエースらしいピッチングをしたい。試合では緊張するので緊張を楽しさに変えたい」

その甲斐投手のボールを受けるのが山川恵太郎選手。


(山川恵太郎 選手・2年)「裕人はストレートが持ち味なので、そこを変化球とかでよくかわしながら、最後にまっすぐでズバッと決めていきたいと裕人も言ってるので、そこは全国大会でも発揮していきたい」

山川選手は、打撃でも4番を任されていて、チーム1の長距離バッターです。


(山川恵太郎選手・2年)「しっかり自主練や今の練習でも振る量を増やして、チャンスで回ってくると信じているので、そこで1本打ててチームの勝利に貢献できるように頑張りたい」

攻守ともにバランスよく仕上がった高鍋リトルシニア。
結成10年目での初の大舞台、まずは初戦を突破し、上位進出を目指します!


(全員)「絶対全国制覇するぞ!よし!」

高鍋リトルシニアは今月26日に初戦を迎えます。