より実戦に近い環境での練習が可能となりました。
全天候型の屋内施設として宮崎市にある県総合運動公園内の「屋内走路」がこのほど完成し、6日から利用を開始しました。

(三浦功将記者)
「よーい、ドン!(走りながら)いつでも天候を気にせず練習できれば、記録更新の可能性も高まりそうです」

6日から利用開始となったのは、宮崎市の県総合運動公園に先月中旬に完成した、主に陸上競技の練習ができる「屋内走路」です。

「屋内走路」は延べ床面積1750平方メートルの敷地に、100メートルと110メートルハードル兼用の5つのレーンや、走り幅跳びなどのレーンが設けられています。

施設には、県産の杉やヒノキが使われているほか、競技場と同じウレタン舗装となっていて、より実戦に近い環境が整えられています。

6日はいちご陸上部に所属する清山ちさと選手らが走り初めをしました。

(いちご陸上部 清山ちさと選手)
「向かい風とか雨とか想定して練習するが、状態がいい環境で練習するというのは自分がやりたい練習をその通りにこなすことができるのですごくいいと思う」

(宮崎県スポーツ振興課 木宮浩二課長)
「国スポが3年半後に迫っていますので、こういった施設の完成を周知していくことで機運醸成につなげていきたいと考えている」

「屋内走路」は団体が使用する場合は一時間で240円、個人が利用する場合は一時間120円となっています。