地震で被災しホテルや旅館に2次避難している人を対象にした相談会が金沢で開かれました。
今後の応急的な住まいについて県や各市町の担当者が相談に応じるなか、今後の住まいに不安を訴える人の姿も見られました。
2月9日現在、金沢以南のホテルや旅館に2次避難している人は5144人いて、金沢市内にはおよそ1800人が避難しています。
県は北陸新幹線の敦賀開業などで多くの観光客が訪れると見込まれることから2次避難所となっているホテルや旅館などでの滞在を3月末までと想定しています。
このなか、県では応急仮設住宅やみなし仮設住宅への入居、水道の復旧後に自宅を修理して住むなど4つの案を示しています。
「5世帯13人で同じホテルに移っている。やっぱりバラバラになったら寂しい。
みんなで一緒な所に移ろうと話している」(輪島市内からの2次避難者)
なかには納得できる説明が受けられなかった人も。
「早くしないと、アパートとかなくなると言われて、慌てて賃貸住宅をいったん予約してしまった。それしかないと思い込んでしまって」(女性の避難者)
「ホテルに払う1万円を2千円、3千円、県が補助を上乗せしてもう一度再交渉をすれば受け入れてくれるところあるはず」(輪島市内からの2次避難者)
避難者には高齢者も多いことから移動が困難なケースなどもありそれぞれの状況に応じたきめ細かな対応が求められます。