1月20日は1年で一番寒さが厳しいとされる「大寒」で、奥能登の酒蔵では大吟醸などの酒の仕込みがはじまる頃でした。17年前の震災から復興した輪島市の酒蔵では、愛好家や地元の人たちが地域の蔵を支えようとする動きが起きていました。
蔵元杜氏「看板が残ってたのは良かったです…嬉しかったです」

輪島市鳳至町の中島酒造。年間の生産量が1万本と小さな酒蔵を襲った地震は、看板こそ残りましたが、市の景観重要建造物に指定された木造2階建ての酒蔵と母屋が倒壊しました。

蔵元杜氏の中島遼太郎さんは、新酒の仕込みを始めていたところでした。

中島遼太郎さん「まさにこれからというタイミングだった」