開湯1300年の名湯・山中温泉では新たな土産物店が…

石川県加賀市山中温泉。1300年の歴史をもち俳人・松尾芭蕉も奥の細道の道中で立ち寄った北陸の名湯です。その山中温泉のメインストリート“ゆげ街道”に今年8月にオープンしたのがAmu Shop&Cafe

Amu Shop&Cafe 荒谷敏子オーナー
「山中温泉に歩いてみて、お土産屋さんがないなと常々思っていて、能登から金沢から本当においしいものとか素晴らしい伝統工芸がある。その土産物をセレクトして集めてきた」

この店では石川県内各地の土産物を販売していて、特に独自のルートで作家に制作を依頼した地元の伝統工芸、山中漆器や九谷焼のオリジナル商品が目を引きます。また、水引や加賀友禅をモチーフにしたアクセサリーなど新幹線で訪れる首都圏からの観光客をターゲットに、他の土産物店とは一線を画す品ぞろえでアピールします。

Amu Shop&Cafe 荒谷敏子オーナー
「今現在も外国の方が多いが、それに合わせて新幹線が開通することによって関東の方からのお客様とかがもっとたくさん来ていただけるようになるといいなと」

土産物店に併設されたカフェを切り盛りするのは、オーナーの荒谷さんの娘の山崎佳菜さんです。

Amu Shop&Cafe 山崎佳菜店長
「こういう九谷焼のカップを客に出して、これもショップの方で販売してるというような案内もできるので、お客様にとっても得が多い部分があるんじゃないかと思っている」

コーヒーなどは九谷焼や山中漆器のカップで提供されるほか、山崎さん手づくりのマフィンやパウンドケーキには、能登のブルーベリーや五郎島金時といった石川県内の食材が使われています。

Amu Shop&Cafe 山崎佳菜店長
「石川県産の食材を使うことによって、観光客の方がやっぱり石川県ってこういう食材があるんだよということを知っていただけるので、県外の客に関心を持っていただけるんじゃないかと思って」
Amu Shop&Cafe 荒谷敏子オーナー
「以前のような賑わいを期待したい。観光客のお客様がたくさんいらっしゃる。このゆげ街道も歩かれるお客様が絶えないというふうな状況になることを期待している」