地震などの災害時に人の安全確保と同じように、犬や猫などのペットをどう避難させるかも課題になります。飼い主にとって「ペットは家族」という人も多く、被災地では、ペットの世話が理由で避難しない人がいたり、飼い犬を残して飼い主が逃げたため、野犬化するなどさまざまな問題が起こっています。
家族の一員として大切なペット。どのように避難すればいいのでしょうか?

ペットを守れるのは飼い主だけ!まずは自身の安全から

今月12日、石川県野々市市で開かれたペットの防災講座。講師は防災士・ペットセーバー・ペット災害危機管理士の中野靖也さん。災害時のペットの避難方法や飼い主の心構えなどを伝えました。

ペットの避難には“ペットを飼う人と飼わない人の認識の違いを知っておくこと”が大切だといいます。

ペット災害・危機管理士中野さん
「ペットを飼っている方はペットは“家族”だが、ペットを飼っていない方はペットは“ただの動物”という考え方をする方もいらっしゃると思いますので、そういう方がいらっしゃると認識したうえで“ペットと人の共生”を目指していけたら」

講座を開催したのは、野々市市・粟田のドッグラウンジ「D・E・(デー)」を運営する会社SU-BEE(サビー)。


去年、野々市市と「災害時におけるペットなどの避難」に関する協定を結びました。災害時は、ペット同伴の被災者を受け入れ、飼い主とペットが一緒に生活しながら避難できます。対象は小型犬から中型犬。大型犬は災害時の状況を見て受け入れを判断します。

広報・宮本侑佳さん
「愛犬と飼い主の方がストレスなく過ごせる場所としていろいろな設備が整っていました。それが被害時に何か活用いただけたらと思い、協定を結ばせていただきました。施設内にはドッグラン付きの個室、シャワー設備のあるグルーミングスペースがあり、ペットと安心して避難生活を送ることができます。」

協定を結んだ野々市市総務課・清水宏和さん
「これまでは人間の避難を最優先にしていましたが、最近はペットも家族として扱われますので、ペットと一緒に避難をしていただけたら。」