9月の北陸3県の経済動向について、北陸財務局は「持ち直している」として、2か月連続で判断を据え置きました。
個人消費では猛暑によってエアコンや扇風機など夏物商品の売れ行きが良くホームセンターや家電大型専門店で持ち直しの動きが見られます。
一方で生産は電子・デバイスでスマートフォン向けの生産が下げ止まっているほか生産用機械では半導体製造装置が弱い動きとなり一服感が見られるとして、全体では足踏みの状況にあるとしています、
温泉地の宿泊客数や観光地の入り込み客数は、前の年を上回る状況が続き、個人客はコロナ禍前に近い水準まで戻ってきているほかインバウンド客も予想以上に増加していて、来月の国民文化祭に向けての予約状況も好調に推移しているということです。
先行きについて北陸財務局は、「雇用・所得環境が改善し景気の持ち直しが期待されるものの海外景気の下振れが景気を下押しするリスクには十分注意する必要がある」としています。