食中毒…なぜ8月ではなく10月に多いのか

様々な意見がありますが、金沢市保健所の越田理恵所長にその点を尋ねると、「夏場はイベントが少ない一方、秋は敬老会や運動会などの催し物や行楽などで弁当が出る場面が増える」との見方を示しています。

保健所所長の見解

行楽や催事など、自宅から弁当を持って行く機会が増えるこの時期、手作り弁当を作る上での注意点を深掘りします。ポイントは「温度管理と水分」です。
金沢市保健所の食品衛生監視員、鍛冶保奈実さんによりますと…

温度管理と水分がポイント

(1)冷ましてから弁当に詰める
玉子焼きやご飯など、食材を温かいまま詰めると熱で細菌が繁殖しやすくなります。ご飯とおかずを別容器にするのもおすすめです。

(2)生野菜はよく洗ってすぐ詰める
生ものは要注意です。水気が残っていると菌が繁殖しやすくなります。

(3)食べるまでの時間は短く
菌は時間経過とともに増えます。冷蔵庫など温度管理が出来るところでの保管が良いでしょう。とのことです。

弁当を作る上での注意点

食中毒の予防には
・細菌をつけない
・細菌を増やさない
・細菌をやっつける
…といった三原則を意識することが大切です。