世界の平和を祈りながら大きな筆で文字をしたためる“奉納揮毫”が21日、金沢市石引の石川護國神社で行われました。戦争が続くウクライナからの留学生を受け入れている日本航空高校石川の生徒も、平和への思いを書に込めました。
世界平和を祈り大筆を振るう奉納揮毫は、国際平和デーにあわせ「和プロジェクトTAISHI」が全国の護国神社で一斉に行ったものです。参道に広げられたのは長さ13メートルの和紙。書家の阿部豊寿さんが「無事息災」の文字をしたためると、集まった人から大きな拍手が送られていました。阿部さんが書き上げた作品は、10月1日まで石川護國神社で展示されています。
また、日本航空高校石川の書道部も奉納揮毫に挑戦。
「やー!」
MRO 石橋弘崇アナウンサー
「日本航空高校石川の書道部によって、ダイナミックに曲にあわせて平和への祈りを込めて…揮毫が行われています」
戦禍を逃れ高校に通うウクライナ人留学生も見守る中、生徒は力強い筆さばきで文字に思いを込めます。書き上げた文字は「希望」でした。

日本航空石川 書道部部長 望月玲那さん(18)
「“希望”という文字でみなさんに光が差すような世界が広がればいいなと思って、この文字を選んだ」
日本航空石川 書道部副部長代理 水戸碧彩さん(17)
「私達もウクライナの子たちを受け入れることによって、より一層世界平和について考えることができたので本当によかった」