全国大会でベスト8入りの実績がある金沢高校男子バスケットボール部で、体罰問題が発覚しました。顧問の50代の男性教諭が体罰や暴言を繰り返していたとして、顧問を解任されていたことが分かりました。

金沢高校(金沢市泉本町)

この問題では先月下旬、金沢高校宛てに暴言や体罰に対する匿名の情報が届いたことを受け、学校側は男子バスケットボール部員の46人にアンケートを行いました。

その結果、2年前から先月にかけて腹部を小突くといった行為や、「死ね」「あほ」といった暴言を吐かれたという回答が複数あったということです。このため金沢高校は、23日付けで男性教諭を顧問から解任し、教諭は事実を認めた上で24日、「不快な思いをさせてしまい申し訳ありません」と生徒に直接謝罪しました。

この男性教諭は27年前から顧問を務め、金沢高校男子バスケット部はおととし冬の全国大会、ウインターカップでベスト8入りしています。

島畑博之副校長は北陸放送の取材に対して「事実を重く受け止めるとともに、その責任を痛感し、二度とこのような事を行わないよう、学校を挙げて全力で努力していきたい」と述べました。

金沢高校では26日午前10時から、保護者への説明会を開き経緯を説明することにしています。