太鼓や鉦を打ち鳴らしながら海の中でキリコが乱舞する石川県穴水町の沖波大漁祭りが行われ威勢の良い声が響き渡りました。

穴水町の沖波大漁祭りはキリコを海の中に担ぎ込んでみそぎを行い海の安全と大漁を祈願する祭りです。15日は4年ぶりに遠浅で知られる穴水町沖波の立戸の浜に5基のキリコが勢ぞろいし、伝統の「沖波大漁太鼓」が打ち鳴らされると高さおよそ7メートルのキリコが次々と海中に入っていきます。また、星稜大学や金沢大学などの学生およそ50人も参加し、砂に足をとられ何度も崩れ落ちながらも力を込めてキリコを担いでいました。

学生は…
「重たかった。周りの人が助けてくれて楽しい思い出が出来た」
浜野 栄治 沖波区長
「最高ですよ。長く通常の祭りがコロナでいつ出来るか心配していましたが、出来て良かったです」

海の中を練り歩く4年ぶりの豪快な乱舞とともに、担ぎ手の威勢のいい掛け声が穴水の夏空に響き渡っていました。