石川県内は連日、危険な暑さとなっていて、石川県七尾市では9日、37.7度まで気温が上がりました。10日もフェーン現象の影響で気温の高い状態が続き、金沢の最高気温は観測史上1位を上回る39度と予想されるなど、経験したことがないような暑さとなる見込みです。熱中症に厳重に警戒してください。

およそ200メートルにわたって、プライベートビーチのような海岸が広がる加賀市の黒崎海水浴場です。涼を求めて、多くの家族連れらが訪れていました。中には、台風6号の接近を受け、九州への旅行の予定を変え、大阪から訪れたというグループも。
大阪から訪れた海水浴客
「ビーチのような感じですごくいい」
「いい海」
「ぷかぷか浮かぶの!」
「事故のないように石川県を堪能したいと思う」

9日の最高気温は七尾で今年最高となる37.7度となったのをはじめ、志賀で37.5度、小松で37.4度、羽咋で36.7度など各地で猛烈な暑さとなりました。
消防によりますと、石川県内では9日、10代から80代までの男女17人が熱中症とみられる症状で病院に運ばれたということです。
連日の危険な暑さ、10日はさらに厳しさを増しそうです。山越えの風が吹き下ろすフェーン現象の影響で気温がさらに上昇し、10日の予想最高気温は金沢で39度、輪島で38度と予想されています。局所的には気温が40度を超えるところもある見込みです。
金沢では去年9月に記録した観測史上1位の38.5度を上回り、経験したことのないような暑さとなるおそれがあります。
気象庁などは県内に10日連続で熱中症警戒アラートを発表していて、エアコンを適切に使用しこまめな水分補給を心がけるなど、熱中症対策を徹底してください。