おととし、石川県野々市市の布水中学校に通う当時中学1年生の女子生徒がいじめを苦に自殺した問題。生徒の命日だった11日、遺族が取材に応じ、改めて当時の学校対応について追加の調査を強く求めました。

亡くなった娘の遺影に静かに手を合わせながら、娘が好きだったものについて「スパイファミリーとか呪術廻戦とか…僕もよくわかっていないんですけど」と語る父親。漫画やアニメが大好きだった最愛の娘は、複数の同級生からいじめを受けていました。
この問題は、野々市市の布水中学校で当時1年生だった女子生徒が、学校のアンケートでいじめを訴えていたにも関わらず、学校側が市の教育委員会に対し「いじめは解消した」と報告。その後、女子生徒はおととし2月に自ら命を絶ちました。

父親によりますと、命日だった11日午前には、粟貴章 市長や当時の校長らが突然自宅を訪れ、謝罪したということです。