小松空港の国際化や活性化などを見据えた2本目の滑走路をめぐり、馳知事はその整備の可否について来年3月までに結論を出す意向を示しました。

石川県関係の自民党国会議員と馳知事が意見交換する県政懇談会が29日開かれました。小松空港の第2滑走路について、佐々木紀衆院議員が「県が作ると決めれば国は付き合わざるをえない」としたうえで、馳知事に対し早期に最終判断するよう求めました。これに対し馳知事は、国の対応を見極めたうえで今年度中に結論を出す意向を示しました。

馳浩 石川県知事
「(国への)要望が2年も3年も続いたら、ターミナルビルもコンセッションの在り方も議論できない。できるかできないか、年度内に判断する」

馳知事は、今後も国土交通省に対して整備に向けた調査を要望していくとし、県単独での整備については予算面で慎重な精査が必要だという認識を示しています。