日本相撲協会は26日、9月に開かれる大相撲秋場所の番付編成会議を開きました。
石川県津幡町出身の大の里は初土俵から2場所で新十両昇進を決めました。

大の里
「名古屋場所はすごく厳しい戦いを本当に乗り切っていい知らせが聞けてとにかくほっとしてうれいし気持ちが一番」

初土俵以来2場所で十両に昇進

津幡町出身で日本体育大学時代に2年連続アマチュア横綱に輝いた大の里は、ことし5月の夏場所に幕下10枚目格でデビューしました。

幕下三枚目で迎えた今月の名古屋場所を4勝3敗で勝ち越し、見事、十両昇進を決めました。

父・中村知幸さん
「ほっとしているというのが今の率直な気持ち。連敗して1勝してまた負けての時にちょうど津幡で水害があり、それで何とか津幡のためにと本人はだいぶ背負っちゃったんじゃないかな」

大の里の出身地、津幡町は名古屋場所中の7月12日、線状降水帯の発生により、川が氾濫し、床上浸水などの大きな被害が出ました。

大の里
「場所中に津幡町が豪雨で浸水があったり暗いニュースばっかりだったので僕が昇進して明るいニュースが地元に届けられればうれしい」

二所ノ関親方「(大の里は)相撲に関してまだまだ伸びしろが沢山あり、完成してないので見ていて安心できる力士になってほしい」

二所ノ関親方と大の里

大の里
「誰からも愛される関取になりたいし小さい子が大の里みたいになりたいと憧れを持たれるような関取になって頑張っていきたい」

大相撲秋場所の番付は、8月下旬に発表されます。