「ハンドルを握ろうが、握るまいが関係ない」被告2人に求めることは
そして西川さんの娘は、はっきりとした口調でこう述べました。
西川さんの娘
「もしも『止まらんでいいから』という馬鹿な一言を言わなければ、そしてハンドルを握っている人が、そんな馬鹿な発言を無視してきちんと止まっていれば、父はまだ元気だったと思います。血を流して倒れている人にかけよらず、その後、何事も無かったように仕事に向かった事が全く理解できません。どうしてこんな馬鹿げたことで父を突然奪われなければならないのか、どこに怒りの感情をぶつけたらよいのか、未だに整理がつきません。今回の事件は、どちらかが踏みとどまるか、無駄な一言を言わなければ起きなかった事件です。ハンドルを握ろうが、握るまいが関係ない。2人の同等の罪を求めます」

裁判は6月1日に結審し、被告2人の最終陳述が行われます。判決は6月21日に言い渡されます。