地震発生の翌日から降り続いた雨は8日午前中には止み、新たな被害は午後6時時点で確認されていません。しかし復旧作業の最中に余震も発生し、住民は頭を悩ませています。

石川県珠洲市内で2日間、降り続いた雨。8日午前6時50分までの48時間降水量は、117ミリに達し、5月の観測史上最大を更新しました。一夜明け、住民らが訪れたのは市役所です。

さっそく罹災証明を申請する住民


住民「壁が落ちたり…」
職員「赤紙貼られた?」
住民「ここも、納屋も家も3つとも」

8日から始まったのは、被災した住民を対象としたり災証明書の受け付け。珠洲市内では7日までに住宅930棟に対して応急危険度判定が行われ139棟が危険、213棟が要注意と判定されています。

またしても崩壊してしまった窯


珪藻土を使った特産の切り出し七輪を作る丸和工業。去年の地震から立ち直り今年1月に窯が復旧しましたが、今回の地震で再び半壊しました。

丸和工業 玉置仁一社長は「目の前が真っ暗。1年もたたないうちにまさかこういうことが起こるとは。去年よりひどい…6強は耐えられなかった」と話し、壊れた窯をじっと見つめていました。

この取材中にも…。
MRO 石橋弘崇アナウンサー
「地震です!危ない、危ない。これは一旦外に出ましょう」

地震発生から丸三日が経っても、相次ぐ余震。被災地では気の休まらない日々が続いています。