5日に震度6強を観測した珠洲市では、6日からの雨で一部の地域に現在も避難指示が出されています。現場のようすを中継でおつたえします。
斜面の崩落があった珠洲市正院町です。距離をとって安全な場所からお伝えします。6日夜は屋内にいてもはっきりと雨音が分かるほどの大粒の雨が降っていましたが、現在は少し降り方が弱まってきました。こちらの斜面では、大きな岩や木の一部が住宅にまで達していて、中腹には今にも落ちそうな岩も残っています。
珠洲市は6日夜、土砂災害の危険性が高いとして740世帯1630人に避難指示を発表しました。市は7日朝から、がけ地をパトロールしていて、被害状況を確認しています。海岸沿いではひびが入った道路わきののり面がさらに崩れる恐れがないか点検をするとともに、道路に入った亀裂の応急処置を行う様子も見られました。
市内では水を吸いやすく崩れやすい珪藻土でできた斜面も多いのですが、こちらの斜面が崩れたのは初めてだということです。8日にかけて雨が降り続く予報で、このあとも土砂災害への警戒が必要です。
断続的に雨が降っています。この後も警戒を続けてください。