県内でも活用の動きが…プログラミング教育にも「ChatGPT」
そんなチャットGPT。石川県内でも早速活用に向けた動きが見られます。
金沢市内のプログラミング教室で子どもたちがしているのは、オリジナルのゲームを作るためのプログラミング。どのようなゲームにするのか、設定を指示するプログラミングのコードを、実はチャットGPTが解説してくれます。
上に書かれた細かなコードの説明を、下にわかりやすく提示していきます。
ハックフォープレイ 寺本大輝さん
「チャットGPTが最初に出た段階から教育が大きく変わる予感があった。プログラミング教育をしている他の友人たちと話し合いながら、閃いて、機能を作った」
ゲームを作りながらプログラミングを学ぶ学習サービス「ハックフォープレイ」を運営する寺本大輝さんは、子どもたちの、プログラミング教育に役立てていきたいとし、プログラマーとしての視点からも活用に大きな期待を寄せます。
寺本大輝さん
「明らかにゲームチェンジャー。圧倒的に凄いと思っていて、今までやってきたプログラミングのやり方は今後大きく変わっていくと思う」
機能を利用する子ども
「他の人の技術を使って新しくゲームを作るときに、コードの意味がわからなかったら使ってみたい」
一方で、懸念を感じる面もあるといいます。
寺本大輝さん
「わかりやすく言うとAIが嘘をつく問題がある。嘘をつくこと自体は技術的にしょうがないので、そのAIのついた嘘を嘘と思わずに信じ込んでしまう心理が問題と思っていて…」
実は、情報の精度に難があるチャットGPT。
与えられた文脈の中で、最も適切だとされる単語を1つずつ予測して出すよう訓練されていますが、その予測を間違えると情報が誤っていてもそのまま文章を作成します。
寺本さんはAI解説の口調を友達のような表現に設定するなど工夫し、AIが間違った情報を出すこともあるという認識を子どもたちに持ってほしいと話します。
寺本大輝さん
「AIが書いたものが100%正しいとは限らないというリテラシーを身に着けるようになっていけば」














