北陸の雷のなぞに迫る。7シーズンかけて金沢で冬の雷の観測を続けている大阪大学大学院の和田有希助教は、この冬も雷の観測を精力的に行ってきました。

将来の落雷予知に向けて有意義な研究結果が得られたようです。

冬に雷の発生が多い金沢を「雷の聖地」と呼び、毎年観測を続けている和田助教。

電波のアンテナ装置や放射線を検出する装置を設置し、2022年11月から2023年3月にかけてのデータを収集しました。

中でも、雷から放射線が検出されるケースを詳しく分析しています。

大阪大学大学院工学研究科・和田有希助教「雷に関しては冬らしくない。2月はほとんどなかった」

2022年11月から2023年2月までの4か月間、金沢で観測された雷の日数は29日で、前のシーズンより10日少ない数でした。

今年の2月は2日で、去年の8日に比べ6日少なくなっています。