19日午後、石川県加賀市の高速道路のサービスエリアで特定外来生物に指定されている毒性のセアカゴケグモが見つかりました。けが人はいませんでした。

県自然環境課によりますと、19日午後3時ごろ、加賀市の北陸自動車道下りの尼御前サービスエリアで、施設の関係者がセアカゴケグモのメス2匹を見つけました。

従業員から連絡を受けた加賀市の職員がその場で駆除し、けが人はいませんでした。同じサービスエリアでは先月1日にもメスのセアカゴケグモ5匹が見つかっていて、県内での目撃は16例目となりました。

セアカゴケグモはメスだけが毒を持ち、体長は7ミリから1センチ程度、全体的に黒色で背中や腹の部分にある赤い模様が特徴です。噛まれると腫れたり、痛みが全身に広がったりするほか、吐き気をもよおすこともあります。

県は、セアカゴケグモを見つけたときは、靴で踏みつぶすなどしてすみやかに駆除し、市や町に連絡するよう呼びかけています。