石川県議選では、ほかに「自民対非自民」の選挙区もありますが、それらは一騎打ちです。野々市市選挙区では自民、自民、非自民の無所属の3人で2つの議席を争います。

4年前も野々市市選挙区は自民対非自民の選挙戦でしたが、前回の選挙結果が自民の2人公認を後押しさせた側面があるといえます。
前回は徳野氏と吉田氏が当選しましたが、もう一人は自民党推薦でした。

公認候補2人で臨むことでのメリットを最大限発揮させる自民党の戦略といえそうですが、岸田政権への支持が低迷するなか、思惑通りに2人当選へ進むのか今後の選挙戦を見ていくうえでポイントになりそうです。
一方で非自民の側です。
もともと粟市長は非自民系の県議として活動し、それを継いだ吉田氏ですので、支持基盤はしっかりとしています。
3人とも粟市長と協力していく立場ですが、吉田氏は最も近い存在だということをアピールしています。

また、今後は知事との距離感をめぐってどうなるかということがありそうです。
去年の知事選、徳野氏と吉田氏は山田修路氏を支持しましたが、馬場氏は馳浩知事の支援にまわりました。
ほかの選挙区では馳知事の候補者への動きが活発なので、野々市市選挙区ではどう出るかが今後、注目されそうです。