ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安などにより燃料価格が高騰したことを受け、北陸電力は電気料金の値上げを予定しています。北陸電力が一般の利用者からの質問や相談を受け付ける説明会が、21日から始まりました。

北陸電力の「お客さま説明会」は北陸3県で始まり、金沢の会場では14人が参加しました。

北陸電力では、家庭向けを含む規制料金を平均45%値上げすることを経済産業省に申請したほか、オール電化などの自由料金を標準的な家庭での使用で11%程度値上げすることを決めています。これにより、すべての利用者に対して来年4月1日から値上げした料金が適用される見込みです。

説明会での参加者
「将来、原発が稼働したりウクライナ戦争が終わって石油価格が下がったりして電気料金が下がるかどうかの見通しを教えてほしい」
北陸電力 水谷和久副社長
「化石燃料の価格が下がれば電気料金の単価が下がっていく。そういったしくみになっている」
説明会後の参加者
「(値上げは)やむをえないと思っている。(規制料金と自由料金の)全体のパーセンテージが不公平感があるのでちょっと困っている」

説明会では、「企業側の努力が足りないと思っている」など、一部では厳しい指摘もあがっていました。説明会は、石川県内では金沢のほか加賀や能登の地域でも1月下旬に予定されています。