今年に入り、石川県内で確認されたクマの目撃情報は、12月上旬までに383件で、過去3番目に多い件数となっています。
石川県によりますと、今年は石川県内でクマによる人への被害はないものの、12月10日までに目撃されたクマは383件に上っているということです。
これは人身事故が10件発生した2020年の869件、去年の420件に次いで過去3番目に多い数です。
穴水町で2件、能登町で1件、輪島市で1件と奥能登で目撃されたケースもあり、石川県はクマの生息域について、県内全域に広がっているという認識を示しています。
また、2012年度におよそ800頭だったクマの生息数は、2020年度にはおよそ1200頭と、1.5倍に増えたということです。
石川県は今後も管理計画の策定に合わせて、おおむね5年ごとにクマの生息数を推計していくことにしています。











