冬の味覚を代表する寒ブリ。石川県内で水揚げされた寒ブリの中でも最高級ブランドとなる「煌」の初競りが1日朝金沢港で行われました。その額、過去最高額に並ぶ400万円です。

石川県では、水産物のブランド強化の一環として、県内の定置網で水揚げされた寒ブリの中でも優れたブリを「煌」に認定して県の内外に発信しています。

煌は、重さが14キロ以上で胴回りや尾の膨らみなど、国内でも極めて厳しい基準をクリアしたもののみが認定されます。

1日は県内で552本の寒ブリが水揚げされ、能登町宇出津沖で獲れた重さ14.5キログラム、体長92センチの寒ブリ1本が煌に認定されました。

競り落とされた「煌」の値段は400万円。

認定制度が始まった3年前と同額となる最高額で七尾市の食品スーパー「どんたく」が競り落としました。

どんたく 山口宗大社長「復興はまだまだ道半ばですけど、少しでも能登の力になれればなと。これからもブリをはじめ、冬の味覚がたくさんありますので、良い食材をどんどんお届けして、能登を元気にしたい」

競り落とされた煌は2日午後4時までどんたく野々市中央公園店で展示され、3日販売される予定です。