石川県小松市の八日市商店街に設置されている老朽化したアーケードの解体をめぐる問題です。
商店街の振興組合が北陸電力送配電に対して配電線の撤去などを求めた裁判で金沢地裁は12日、組合側の請求を棄却しました。
この裁判は、小松駅近くにある八日市商店街の振興組合が、築46年の老朽化したアーケードの解体に伴い、北陸電力送配電に対し配電設備の契約を解除する意思を示し、無償での撤去を求めているものです。

判決の言い渡しで金沢地裁の土屋毅裁判長は、アーケードの解体スケジュールや、配電設備を移設する費用が確定しておらず、北陸電力送配電との契約は終了していないなどとして、組合側の請求を棄却しました。
判決を受けて組合側は今後、移設費用の負担について小松市や北陸電力側と再度、話し合いを進めたいとした上で、控訴するかどうかについては、理事会で検討するとしています。











