12月に入り、天気図を見ても冬型の気圧配置になってきて、石川県内は冷たい雨の降る場面が多くなってきました。そんな中でも、こんな天気だからこそちょっとした楽しみを北陸では見つけることができます。虹です。

6日午前11時ごろの七尾市のとじま水族館ですが、海に虹がかかっています。

6日午前11時ごろ 七尾市のとじま水族館近くで虹が出現


そして、同じ6日の福井市内もきれいに虹がかかっていますが、その後をよく見てみると…外側にも虹が。二重にかかっています。内側は主虹(しゅこう)、外側は副虹(ふくこう)と呼ばれます。

6日午前11時ごろの福井市内 虹がふたつ


虹は本来2つとも発生するのですが、副虹は色が薄いので見えないことが多いです。そして、よくみると色の配列が違います。赤色は主虹だと外側で副虹は内側です。

主虹は外側が赤 副虹は内側が赤


「No Rain No Rainbow」ハワイのことわざで「雨無くして虹なし」。「つらいことのあとにはきっといいことがある」と、虹を見ているとそんな気持ちになります。くもりや雨、雪の多い北陸の冬ですが、雨あがりで日差しがちょっと差すことも多いので、ひとときの虹の出現を楽しみたいですね。