中能登町の住民アンケートでは、最も困ったのは「トイレ」が最多に

中能登町が2024年6月に、全世帯を対象に行ったアンケートでは、避難所生活で困ったことを尋ねたところ、飲み水や食料などを大きく抑え、トイレと答えた割合が最も多くなりました。
地震の発生初期には、必要な数や衛生面などで被災者のニーズに応えることができませんでした。大災害を経て改めて意識される非常時のトイレ問題。
開発担当者は災害の時だけではなく、日常の中でも活用できることがポイントだといいます。

デンカアステック新事業開発部・大野聖治部長「フェーズフリーという日常使いしながら災害時、特別なことをしなくても日常と同じ流れで使える製品が開発されて、一般の住宅、戸建てに設置してもらうことで、一般の方が日常使いする社会が出来たら」
大型商業施設などで雨水を利用する装置を設置している事例はあるものの、一般家庭でも利用できるサイズという点が特徴です。
開発した笠井教授は、地震の時だけではなく、近年相次ぐ大雨災害や渇水被害にも対応できると話していました。











