34年ぶりに行われた大相撲ロンドン公演が、19日千秋楽を迎えました。
石川県津幡町出身の大の里は結びで豊昇龍との横綱対決に臨み、5000人を超えるイギリスの観客を魅了しました。
5日間の日程で行われた大相撲ロンドン公演の千秋楽。会場の「ロイヤル・アルバート・ホール」は5000人を超える観客で埋め尽くされました。
結びの一番は、ともににここまで全勝の大の里と豊昇龍の横綱対決でしたが、軍配は豊昇龍に。

大の里は優勝こそ逃しましたが、初の海外公演は充実したものになったようです。
大の里「みなさん真剣に見てくださったので、この5日間、本当にすごく大きかったと思う」「良い記念になったと思うので、それを糧に九州場所をしっかり頑張りたいと思う」
会場の外では、多くの相撲ファンが力士たちを待ち受けていました。
観客「日本がこんな素晴らしい力士たちをロンドンに送り出してくれて本当にありがたい。ドウモアリガトウゴザイマシタ」「横綱2人の決戦は比べものにならないくらい良かった」「ロンドンで相撲を見るのは本当に感動的だった。きっと一生忘れられないと思う」「これを機に新たな相撲ファンが増えてくれるとうれしい」
日本の国技・相撲の魅力を世界に発信した大の里、日本の子どもたちに向けても熱いメッセージを送ります。
大の里「強くなればこうやって世界で相撲が取れるということを、日本の子どもたちに見せられたと思う。少しでも興味を持って相撲をやってくれたらと思う」

大の里は千秋楽の閉会式で、「サンキュー、シーユーアゲイン。グッバイ」と英語の挨拶を披露しました。
2026年6月には、フランス・パリで大相撲の公演が行われる予定です。