物価高騰の波は、市民や観光客の「足」であるタクシーにも押し寄せています。石川県全域で、タクシーの初乗り運賃が早ければ2026年3月をめどに3年ぶりに値上げされる見通しとなりました。
金沢市周辺は「初乗り600円⇒700円」加算運賃も改定

金沢市とその周辺の5つの市町では、初乗り運賃がこれまでの600円から700円に。また、距離に応じて増える加算運賃は、これまでの「263mで100円」だったのが、「221mで100円」に改定される見通しです。この改定により、例えば金沢駅から兼六園までタクシーを利用した場合、現在の1500円が1800円になる計算です。
この運賃値上げについて、街の人からは様々な声が聞かれます。

旅行客「(値上げは)しないほうがいい、その方が来やすい」
「母と一緒なので、なるべく散策するのに疲れないようにと思って(利用する)」
一方、タクシードライバーからは、運賃値上げに複雑な声も。

タクシードライバー「(給料アップに)期待はしたいが、それで売り上げが下がれば一緒」「若い人にとっては上がったほうが良いと思う」