石川・輪島市は63位と健闘 地域固有の魅力と強さ

今回1890の自治体の中で63位となったのが2024年の地震や豪雨で大きな被害を受けた輪島市です。

宗教授は、輪島市の持つ朝市や祭り文化、輪島塗といったもともとの知名度と評価の高さが、災害で揺らがなかったと分析しています。

宗健さん「災害があって大変ということが必ずしもマイナスイメージにはなっていない。むしろコメントを読むと、『大変だろうけどがんばってください』とかどちらかというと寄り添うようなコメントが多くて、災害があったからあそこはちょっとねというネガティブな方向には伝わっていないみたいだった」

ランキング指標となったブランド偏差値は、「良いイメージがある」割合から「悪いイメージがある」割合を引いた値に、認知率をかけて算出しています。金沢市は、このブランド偏差値がほかの自治体と比べて飛びぬけて高かったということです。

今後もこのブランド力を維持していくために何が必要か。宗教授は、「観光客の人数や規模を追わずに、1人ひとりの満足度を高めていくことが大切」だと提言しています。