きのう香港で発生した高層マンションの火災は、これまでに44人の死亡が確認されました。警察当局は過失致死の疑いで工事業者の責任者3人を逮捕しました。

きのう、香港北部の大埔区の高層マンションで火災が発生し、隣接するマンションに次々と燃え広がりました。

けさになっても鎮火には至っておらず、香港メディアによりますと、これまでに消防隊員1人を含む44人が死亡し、57人が入院していて、うち17人が重篤な状態です。

また、住人らおよそ280人と連絡が取れなくなっています。

この火災に関連して、警察は工事業者の責任者3人を過失致死の疑いで逮捕したと発表しました。外壁を覆っていた保護ネットなどが防火基準を満たしていない疑いがあるということです。

また、各階のエレベーターホールの窓枠が発泡スチロールで覆われていたため、火が急速に燃え広がった可能性があるということです。

消防当局は、救助活動が夕方まで続くと見込んでいます。