一箱は横36センチ縦34センチ奥行き40センチで、1か月2200円で「一箱本棚」のオーナーになり、本を並べることができます。
オーナー 出村有基さん
「電気屋さんがいたり、美大の学生がいたり、読書会を開催されている方がいたり、いろんなオーナーさんの個性があふれる棚が並んでいます」
みんなの図書館「コトノハ」を開いた出村有基さんは、市内で印刷会社を経営しています。「一箱本棚」ではこんな本にも出会えます。
オーナー 出村有基さん
「不動産屋の社長さんが借りてくださってるところなんですけど、この創作童話は書かれた文章も絵も全部手作り。こういった絵本を置いていただくこともできます。オーナー手作りの本があるというのが公設の図書館とは違うところかなと思います」

「一箱本棚」のオーナーは、絵本に小説、マンガ、専門書や趣味の本など、常識の範囲内の書物であれば何でも置くことができます。本を借りる客は、初回登録料500円。それ以降は無料で1人5冊まで、3週間借りられます。
利用客は
「普通の図書館だと分類ごとに本が並んでますけど、人が選んだその人の本棚なので、その人がそこにいるみたいな本棚だなって思いました」

館長を務めるのは出村さんの妻、真妃さんです。出村さん夫妻は今年9月から、クラウドファンディングで資金を集め、開設にこぎつけました。
コトノハ館長 出村真妃さん
「いろんな方が来ていただいて、オーナーさんが交流されているのを見ると楽しいなって思います」
みんなの図書館が目指すのは、地域交流の場。そこで店名に”コミュニティ”の文字を入れました。