いよいよ本番、発表時間は12分

いよいよ、本番。与えられた発表の時間は12分です。

金沢二水高校・山崎華花さん
「『ちょっと休憩といってスマホを触ったらリール動画を何時間も見てしまっていた』ということや『レポートが面倒だからAIに全部任せて提出した』なんて経験、一度はあるんじゃないでしょうか?」

スマホの過剰な利用やAIへの依存を課題と位置づけ、体育館を使った解決策を提案しました。さらに、照明をLEDに変えることやパネルに冷水や温水を循環させる「輻射式冷暖房」を活用した上で、太陽光発電により電力を生み出すシステムを提案しました。

金沢大学・金間大介教授
「スマホから離れた時間をカウントして最後にそれを電力で、ランタンで返すって面白いアイディアだなと思いました」

そして、結果の発表です。
「大賞です…エコ・ミニ佐賀県。佐賀西高校の北島班です。おめでとうございます」

優勝は叶いませんでしたが、実現可能性やプレゼンの質が高く評価された山崎さんたち。

金沢二水高校・桝藏直子教諭
「参加前に比べて自信を持っているように見える。それは、美帆さんもそうなんですけど、企業の方とのメンターを通して大きくすごく成長したという風に思います」
金沢大学・金間大介教授
「みんな最初の頃は私たちの指示に従うような形でしたが、最後は高校生の方からこうしたいと言ってくるように変わりました。提案できる側に変わったのがとても大きな成長だと思います」

目に涙を浮かべる山崎さん。

金沢二水高校・山崎華花さん
「今度からは時間とかもちゃんと考えてみんなが楽しく活動できるように…。うちらは全部やることやりましたよって言いたくて、みんなと絶対泣かんようにしようって言ってたんですけど」

その涙と笑顔の裏には仲間とともに課題と向き合ってきた大切な時間がありました。