追加関税半分の自動車産業は「ひとまずの安堵感」

日本からアメリカに輸出する自動車にかかる関税は現在27.5%。

今回の合意で4月に発動した追加関税分の25%が半分になり、当初の2.5%と合わせて15%となることで、自動車産業にはひとまず安堵感が広がっています。

中島メッキ工業・中島綾也部長「関税のパーセンテージが高い低いよりもずっと交渉中だったということで不安な状態が続いていたのでいったん決まって一安心」

この会社ではトランプ政権による関税政策に翻弄されたこの数か月、取引先との価格交渉など営業努力で売り上げを維持してきたといいます。

ただアメリカは日本の自動車産業の輸出の大部分を占めることもあり、今後の見通しの不透明感はぬぐえません。

中島メッキ工業・中島綾也部長「2.5%が15%になって実質関税は高い状態。目の前の影響はそこまでないが、この状況が長期化したときにアメリカ国内での自動車販売数がどうなるかとか、影響は出ると思う」