教員の働き方改革でも効果、一方で課題も

苗代小学校・北野勝久校長「これまでは担任1人がクラス全員30人以上の子どもたちの水泳指導をするので、個に応じた指導が難しかった水泳の専門的な指導というのは難しい面があるので、やはり専門家の指導というのは子どもたちにとってもいい影響があると思う。毎日の水温や水質のチェック、プール全体の管理の仕事がなくなった分、業務の負担は減ったと思う」
一方で、委託を受けたスポーツクラブにはこんな課題も…。
ダイナミック・河畑豊純課長「休館日に出勤して対応しているが職員の疲労度とか休暇の取り方とかそういったところは我々上手くしっかり休暇取らせながらこの事業に取り組んでいくというのが課題かなと思う」
こちらの施設では、民間委託が始まるのに合わせて水泳のインストラクターを新たに3人採用。

小松市の市立小学校は22校あるのに対して、受け入れる市内の民間プール施設はわずか3か所。
実施する学校を増やすには人手や設備の面でも限界があるのが現状です。
市では今年度の取り組み結果を踏まえた上で、今後、希望があれば水泳授業の民間委託を増やしていく方針だということです。