自民党の総裁選に立候補の意向を表明している林官房長官は、党の基本理念をまとめた綱領について、策定し直す必要があるとの考えを示しました。

林芳正 官房長官
「(党の)綱領を書き換えたわけですけど、野党の時に。私は今回もそういう時期じゃないかなというふうに思ってますので」

自民党は、2009年に政権を失ったことを機に、“なぜ野党に転落したのか”ということを重点に党の綱領を改定しました。

林官房長官は昨夜、BS-TBSの「報道1930」に出演し、参院選での国民民主党や参政党などの躍進を挙げ、「どう受け止めて何をしていくのかという議論につなげていきたい」と話し、党の綱領改定の必要性に言及しました。

林長官はきょう、総裁選に向けた自身の政策「林プラン」を発表する予定で、▼「ゼロからの再建」と名付けた党改革案のほか、▼1%程度の実質賃金上昇の定着を目指すことなどが盛り込まれる見通しです。