1991年以来34年ぶりとなる東京2025世界陸上は後半戦へ。6日目(19日)の注目選手と見どころ、タイムスケジュールを紹介。
今大会女子最年少・久保凛、女子800mで日本勢初の予選突破なるか
女子800mの日本記録保持者、現役女子高生の久保凛(17、東大阪大敬愛高3年)がいよいよ世界陸上デビュー。「自己ベスト更新して、ファイナルに残る走りをしたい」と意気込む久保が世界の強豪相手にどこまで迫れるか。準決勝に進むには各組上位3着以内か4着以下上位3人に入ることが条件。同種目、日本人としては22年オレゴンの田中希実以来、4人目の代表となる久保は、準決勝進出ならば日本勢初となる。
中島佑気ジョセフが日本勢34年ぶりの大舞台、400m決勝に挑む!
日本勢としては34年ぶりとなる男子400m決勝に中島佑気ジョセフ(23、富士通)が挑む。44秒53の組2着、着順で決勝進出を果たした。予選(14日)では44秒44の日本新記録をマークし、勢いに乗る中島に注目。34年前の東京世界陸上で決勝に進んだ高野進以来の大舞台に挑む。
中長距離のエース田中希実が5000mへ 鵜澤&井戸が200m準決勝
田中希実(25、New Balance)は23年のブダペスト大会の5000m予選で当時の日本新(14分37秒98)をマークし、決勝では8位入賞。昨年のパリ五輪ではまさかの予選落ちとなったが、2大会連続の入賞へまずは着実に予選突破を狙う。今大会10000mで6位入賞を果たした廣中璃梨佳(24、JP日本郵政グループ)は、世界陸上3度目の5000mで初の決勝進出を目指す。
男子200m準決勝では鵜澤飛羽(22、JAL)が2017年のサニブラウン アブデルハキーム以来となるファイナル狙う。女子200mでは日本記録保持者の井戸アビゲイル風果(24、東邦銀行)が日本勢14年ぶりの準決勝に挑む。
【9月19日 DAY6 イブニングセッション】
19:05~ 女子5000m 予選(田中希実、山本有真、廣中璃梨佳)
19:15~ 女子走高跳 予選AB(髙橋渚)
19:23~ 男子やり投 決勝
19:58~ 女子800m 予選(久保凛)
20:55~ 女子三段跳 決勝
21:02~ 男子200m 準決勝(鵜澤飛羽)
21:24~ 女子200m 準決勝(井戸アビゲイル風果)
21:45~ 男子800m 準決勝
22:10~ 男子400m 決勝(中島佑気ジョセフ)
22:24~ 女子400m 決勝
※天候や進行状況でスケジュールが変更する場合があります。
※写真:左から田中、中島、久保