ハザードマップを手に町内をまわる 「実際に行くことで想像しやすくなった」
町内の中心部に位置する穴水町川島も洪水での被害が危険視されているエリアです。
洪水ハザードマップで見てみると、洪水の発生時に川島と他の地区をつなぐ橋のほとんどは、渡る際に注意が必要なことが示されています。橋を通れなくなると孤立してしまう可能性も。

生徒たちは避難できる場所を探してみますが、なかなか見つかりません。
中学生「山の上は?」「山の上行けるかな?もう一回地図見てみよう。」「橋を渡らないとダメだ」
金沢大学の青木賢人准教授は、住民一人一人が避難を始める際の行動指針を持つことが必要と伝えました。
金沢大学・青木賢人准教授「どのタイミングになったら準備を始めよう。どのタイミングになったら避難を始めよう。ということをあらかじめ決めておくことが大切になる。」
自分たちが住む町の危険性を目の当たりにし、生徒たちは災害への備えについて考えをめぐらせました。
中学生「ハザードマップだとなかなか想像できないところが、実際に行くことで想像しやすくなった。」「お年寄りの人たちの避難方法も考えていきたいと思った。」
金沢大学・青木賢人准教授「自分がどう助かるかだけじゃなくて自分たち。町。能登がどう助かるのかという意識を持ってもらって、能登を支えているんだ、自分たちの力で能登をこれから良くしていくんだということを考えてもらう。そんなきっかけの一つにこの防災の活動。ガイドライン作りというのが役に立つと良いなと」