横綱・大の里に、地元・石川県の父親の勤務先から化粧まわしが贈られました。大の里は、秋場所でこの化粧まわしをつけて優勝を目指したいと抱負を語りました。

父・中村知幸さんの勤務先、北陸貨物運輸から贈られた3つぞろいの新しい化粧まわし。大の里のものには「太陽」太刀持ちは「地球」、そして露払いは「月」の絵柄があしらわれています。

24日の夜に贈呈式が行われましたがステージはトラックの荷台でした。大の里と化粧まわしを見ようと大勢の人が訪れました。

デザインしたのは金沢市の美術家、十一代大樋長左衛門さんです。

十一代大樋長左衛門さん「僕らの地球も月も、太陽から(光が)ないと光らない。光を放ってくれる横綱に」

大の里「先場所は思うような成績が残せなかったのでこの化粧まわしをつけて来場所しっかりと優勝目指して頑張ります」

25日に開かれた大相撲金沢場所では、さっそくこの化粧まわしを締めて土俵入りを披露しました。

地元の期待を背負う大の里、9月の秋場所では横綱として賜杯を手にする瞬間が待たれます。