道路、河川の復旧が続く
季節が移り、初夏を思わせる陽気の日が訪れるようになりました。奥能登豪雨で土砂崩れを起こした山々も、木々の緑が濃くなり、少しずつ景色が変わってきています。
能登半島地震、奥能登豪雨で二度の崩落が起きた、町野町北円山地区の法面は、出水期を前に、新たに防護壁の取り付けが行われました。


能登半島地震の後に取り付けられ、奥能登豪雨の際の土砂崩れで崩壊した昨年の写真と比較すると、現在の防護壁は、更に太く頑丈な支柱によって支えられています。
県道6号で町野町に入る主要な道路のため、この道を守ることが、町野町の孤立を防ぐことになるため、再度の崩落を防ごうという強い意志が伺えます。
また、GWには、梅雨の出水期を前に、奥能登豪雨で甚大な浸水被害を受けた町野町粟蔵地区では、住民のみなさまと、宇都宮、名古屋、沖縄、大阪、つくばなど、全国から集まってくださったボランティアのみなさまによって、用水路の泥出し作業が行われました。


たくさんのみなさまのご尽力のおかげで、町野町粟蔵地区の用水路は見違えるようにきれいになり、雨が降っても水が溢れる心配がなくなりました。本当にありがとうございます。
用水路の水が注ぐ先である、河川の工事も、復旧工事が進められています。
町野町の中心部を流れる鈴屋川は、護岸に積まれた土嚢にモルタルが吹き付けられて、堤防の補強が進められています。



公費解体や復旧作業等の大型車両が頻繁に通る道路についても、主要道路である県道6号のみならず、市道や農道にいたるまで、細かなニーズを組み上げながら、住民のみなさまに寄り添った補修作業が行われています。