石川県小松市は、3年前に甚大な被害をもたらした豪雨を教訓に、洪水が発生した際の手順を確認する訓練を行いました。

小松市では2022年8月4日、記録的な大雨で市内を流れる梯川などが氾濫し、1200棟以上の住宅が浸水しました。

豪雨を機に、国土交通省などは関係機関が行うべき手順を時系列に定めた流域タイムラインを策定しました。

小松市役所では30日、タイムラインに基づいて1000年に1度レベルの大雨が発生したという想定で訓練が行われ、国や気象台から送られてくる情報をもとに避難情報の発令や避難所開設の手順などを確認していました。

小松市・宮橋勝栄市長「様々な機器を取り入れていく必要があるので、衛星通信の導入を検討していきたい」

この日は、衛星回線を使って消防が市内の十二ヶ滝で行った救助活動の様子を映像でつなぐ訓練も行われ、市は衛星回線に必要なシステムの費用を6月補正予算案に計上することにしています。