2026年の世界文化遺産登録申請をめざす伝統文化「書道」に関する話題です。
全国コンクールや公募展で次々と入賞を果たす小中学生姉妹がいます。書道家をめざす2人の書道にかける思いです。
幼少期から筆を握り、才能を開花させた姉妹
「先生になりたいからたくさん練習しています」そう語るのは、姉で金沢大学附属中学校2年生の安宅絆さん。妹の附属小学校5年生の志さんも「ちょっとだけ遊びたいけど、気持ちも書きたい気持ちも大きいから書きます。上手になるから」と、書道への情熱を語ります。

2人が通う書道教室では、姉妹の姿に刺激を受けて全国コンクールにチャレンジする子どもたちが増えているそうです。教室の講師を務める祖母の樋爪芳香さんは、姉妹の幼少期を振り返ります。
「おもちゃを手に取るようにして筆を、なんか鉛筆のようにいたずら書きするっていうか、そんな感じで身近にそういうものがあったので」

幼い頃から自然と書道の世界に触れてきた姉妹は、今では全国コンクール入賞者の常連となっています。特に妹の志さんは、およそ100万点の応募がある全国小中学生書道コンクールで、最高賞である文部科学大臣賞に2年連続で選ばれるという快挙を成し遂げました。












