9日、金沢市の住宅街で道路を横断しようとした小学3年生の男の子が車にはねられ、意識不明の重体となる事故がありました。この春から初めて1人で学校に通う子どももいる中、通学路の危ない場所はどこなのか、20年以上、毎朝街頭に立ち続ける見守りのプロに聞いてきました。

児童「右を見て、左を見て、もう1回右を見て渡ります」

金沢市の大浦小学校で、新1年生66人を対象に行われた交通安全教室。交通事故や不審者から地域の子どもたちを守る「大浦小スクールサポート隊」の隊長で、石川県子ども見守りボランティア協議会の平寿彦会長が、金沢市での重体事故を受け、急きょ開催しました。

教室では、平さんお手製の信号機や横断歩道を使って、道路を渡る際のルールを子どもたちに教えます。

新1年生「右を見て左を見る勉強をした」「車に轢かれないようにする」

石川県子ども見守りボランティア協議会・平寿彦会長「必ず右を見て左を見て、もう1回右を見て手を挙げて渡る。これは基本中の基本。みんなが実践すれば事故は防げた。これを何回でも言い続けていきます」