地震で大きな被害を受けた能登に音楽で元気を届けようと、金沢市の遊学館高校吹奏楽部が、15日、石川県志賀町の中学校で演奏会を開きました。

志賀中学校で開かれた遊学館高校吹奏楽部による演奏会は、地震で大きな被害を受けた能登を音楽で元気にしたいと部員たちが企画したものです。演奏会ではアニメソングから演歌など幅広い世代が楽しめる曲が演奏され訪れたおよそ80人の住民が聴き入っていました。

地元の中学生からは「迫力がすごかったです。高校に行っても吹奏楽部を続けたいなと思いました」といった声が聞かれたほか、七尾市から訪れた人は「私のところも被災しているんですけど、そんなに被害は小さくてよかったんですけど、(被災者に)元気を与えてくれたらいいなと思った」といった声が聞かれました。

遊学館高校吹奏楽部・高桑しいな部長「(皆さんが)少しでも前を向けるように、と演奏しました。演奏が終わった直後に、手を合わせている人がいて、その人たちを見たら、自分たちの音楽が届いたんだなという気持ちがしました」

能登に元気を届ける遊学館高校・吹奏楽部の演奏会は、16日も輪島中学校で開かれます。