全国知事会議が、1日、福井市内で開かれ、石川県の馳浩知事は開催自治体の負担が大きいとされる国民スポーツ大会について、廃止を含めて議論すべきだと呼びかけました。

「元日の発災以来、知事会を通じてたくさんの人的支援また技術的支援をいただいている。改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございます」

会議の冒頭、馳知事は、能登半島地震への支援に対し感謝の言葉を述べました。

全国知事会議は、福井市内で2日間の日程で開かれ、さまざまな課題をテーマに47の都道府県の知事らが意見を交わします。

都道府県対抗で毎年開かれる旧国体=「国民スポーツ大会」の議題では、開催地の実情に応じた運用ルールの見直しや複数の都道府県にまたがる分散開催など存続を前提にした意見も上がる中、馳知事は大会の廃止も含めるべきだと主張しました。

馳知事「一度、これは廃止。そのうえでこれまで国体に関わってきた予算や人、仕組みを違う意味でスポーツ界の振興にリソースを変えていく必要があると思う」

全国知事会議は、2日も開かれます。