しかし、ことし田植えができたのは、全体の5分の1に過ぎない5ヘクタールほどでした。それでも、さまざまな支援を受けながら作付けできたことで、感謝の気持ちとともにこの復旧方法を多くの農家に知ってもらいたいと話します。

竹内毅さん「(こうした支援が)色んな方に広まって、農業を続けようか迷っている人が続けるきっかけになれば」

一方で、元の姿を取り戻すにはほど遠い状況が続いています。

竹内毅さん「田んぼに必要なのは水。田んぼに水が入るように。来年に向けて側溝など水が流れる所の復旧をしてもらいたい」

行政の支援がいまだ十分に届かない中で、奥能登の1次産業を絶やすまいと、懸命に取り組む生産者たち。

発災から半年近くが経とうとする中、新たな課題と日々向き合っています。