奏さんが持つ“もう一つ”の特性とは

奏さんは「布を上に上に積み重ねていたので、地震で上の方からどんどん落ちて行って…」と説明します。

モノが見えていないと、探しだすことができず、頻繁にモノをなくす奏さん。
地震からの片づけを機会に「物が見えるようにしよう」と奏さんの特性に合わせた「モノを見つけやすい」新たな作業場が完成していました。

失くしたと思った型紙を作り直すことがないようんに…

奏さんのお母さんは「いつでも見えて、いつでも取り出せるように、ふたのない状態ですぐに探せるということで整えた。同じ型紙がふたつあったりとか、そういう事故がこれ以降増えないために」と説明します。

奏さん「ふたつとかいうどころじゃ無かったよね。探したら3つとか4つ出てくるので」

この春、奏さんが手がけた新作は、中学校の校長先生のために作った感謝の品でした。

感謝の品の“ゴルフボール入れ”(左)、“ポーチ”(右)

奏さん「これは…ゴルフボール入れですね。校長先生、ゴルフが好きだと言っていたので。校長先生は…リモートをOKにしてくれたというのが(作ったきっかけ)。やっぱり…そこは校長先生がOKを出さないとどうにもならないので」

これまで作品を褒めてくれたり学校に通えなくてもリモートでの授業参加を認めてくれたりした校長先生への感謝としてゴルフボール入れとポーチを作り上げました。しかし…